2019.09.18

【初心者必見】WordPressでWebサイトを作るメリット・デメリット

【初心者必見】WordPressでWebサイトを作るメリット・デメリット

2019年現在、Webサイトはスマートフォンやタブレットの普及によりインターネットを通じて多くの人の身近な存在となりました。ニュースサイトやファッションブランド、ショッピングサイト、旅行の予約サイトから音楽アーティストのサイトなど…今では数えきれないほどの種類のWebサイトが世界に公開されてます。また、一昔前まではWebサイトといえばWeb技術者しか作れないような少しハードルの高いイメージでしたが、最近では専門知識がなくても簡単にWebサイトを構築・公開できるような仕組みも多数登場しています。
そんな中で、自分でもブログやWebサイトを開設してみようかな?と考えて調べてみると必ず現れるのが「WordPress」という単語。なんとなくブログサイトやWebサイトが簡単に作れる、というイメージは湧くものの…実際にどのようなものなのか分からず結局ハードルが上がってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、そのWordPressを少しだけ紹介します。

WordPressとは

WordPressとは、CMS(Contents Management System:コンテンツ管理システム)の1つで、ブログサイトを簡単に構築することができるソフトウェアです。
ブログといえば、アメーバブログやはてなブログなどのブログサービスを思い浮かべる人が多いのではないかと思います。大手ブログサービスの多くは会員登録してそのブログサービス内にブログを開設するのですが、WordPressとそれらの大きな違いは、〇〇ブログサービス の中のブログではなく、ブログ機能をもつオリジナルのWebサイトそのものを作ることができます。
WordPressはブログ以外の様々な用途のWebサイトも効率よく構築・管理ができるため、世界中の多くのWebサイトで採用されています。企業のコーポレートサイトや有名アーティストのWebサイトも、ベースの部分はWordPressを利用しているものが多く存在します、

WordPressでサイト構築をするメリット

WordPressのメリット

構築から管理までが非常に簡単

WordPressを利用してWebサイトを構築するメリットの1つとして、構築と管理が簡単という点があります。通常、ゼロからWebサイトを作るとなるとデザインからHTML、裏側のプログラムも作らなければならないことになります。しかし、WordPressはWebサイトに必要なある程度の仕組みを機能として含んでいるため、導入した時点である程度Webサイトとして使用できる状態になっています。WordPressを導入後は、サイト名やデザインの微調整をWordPressの管理画面から視覚的に変更もできるため、WordPress本体が出来上がれば専門的な知識をすべて理解していなくてもWebサイトを作ることができるのです。
サイトの内のコンテンツに追加や修正があった場合についても、多くの場合は管理画面から追加や変更ができるためプログラムの修正などもなく、管理も非常にしやすいです。

様々な用途のサイトに柔軟に対応できる

WordPressはデフォルトの機能ではブログに特化しておりデフォルトのデザインもブログ用に初期設定されているのですが、「テーマ」と呼ばれる設定を変更すれば一括でデザインの変更ができます。テーマはブログだけでなく、コーポレートサイトやECサイトなど様々なサイトに対応したものが用意されています。デザイン性の強いものや機能が多いものは有料になるものが多いですが、無料のテーマも多数揃っており、HTMLを編集しなくてもWebサイトを用途やイメージに近いものを簡単に作成できます。
また、サイト自体の機能は「プラグイン」を使用することで簡単に追加が可能です。例えば、サイトのお問い合わせフォームはゼロからサイトに組み込もうとするとプログラムを実装しなければなりませんが、お問い合わせフォーム用のプラグインを導入し、サイト内で利用するように設定するだけでWebサイトのお問い合わせフォームができあがってしまいます。プラグインに関しても有料・無料ともに多数の機能がありますので、サイトの用途や機能にあったものを選んでみるのが良いかと思います。

SEO対策を実施しやすい

Webサイトを公開後、必ず付きまとうのがSEO(検索エンジン最適化)です。SEOに関する施策はさまざまなものがあるほか、何が正解かは明確化されていませんが、SEOではWebサイトやページをユーザーが閲覧するのに快適な状態であるかという観点が含まれていると言われています。SEOの施策はページのタイトルや、ページの見出し、画像の設定など様々な要素に観点が含まれていると言われていますが、すべて自作のWebサイトだとSEOの施策をするのもHTMLやプログラムの修正が必要となる場合があり、労力がかかってしまう場合があります。一方、WordPressではデフォルト機能のほかSEO向けのプラグインも公開されており、WordPressの画面上からSEO対策の設定を簡単に実施することができます。

WordPressのデメリット

Wordpressのデメリット

インターネット・Webの知識が全くないと難しい

ゼロからWebサイトを構築するほどではありませんが、簡単にWebサイトが構築できるとはいえ、Webの知識が全くない方がWordPressを使用するのはハードルが高いかもしれません。登録すればすぐに使える無料のブログサービスとは違い、Webサイトを動かすためのサーバーやWebサイトのドメインの設定なども必要になります。
実際にWebサイトを触ったことがあったり、Webサイトがどのように動くのか知っている方であればすぐに慣れるかもしれませんが、全く何もわからない方別の仕組みを利用する方が良いかもしれません。

セキュリティ面のリスク

WordPressは定期的にバージョンアップが行われますが、WordPress本体にセキュリティの弱点が見つかってしまうとWordPressを利用しているサイトそのものもセキュリティのリスクがある状態となってしまいます。WordPressは世界的に利用されているソフトウェアであるため、その分セキュリティの脆弱性を狙う悪意のある人間も少なからず存在します。特に、コーポーレートサイトやECサイトなど、会社や顧客の機密情報を取り扱うサイトの場合は独自でセキュリティ的に問題がないかきちんと検証する必要があります。

なんでもできるわけではない

WordPressはWebサイトの仕組み一式を用意しますが、サイト内にプラグインの機能に存在しないような独自の機能をサイトに追加する場合は要注意です。この場合、WordPress本体(テーマ)のカスタマイズが必要になるのですが、WordPressの裏側のプログラムをきちんと理解しておく必要があります。きちんと理解せずにプログラムを触ってしまうとサイトが壊れてしまう可能性があるほか、プログラムを組み込むことでサイトの動作が遅くなってしまったりプログラムが煩雑になってしまう可能性もあります。WordPressはテーマやプラグインを使用することで自由度の高いWebサイトを簡単に構築できますが、作るサイトの用途によってはゼロからWebサイトを自作した方が最終的に楽な場合もあります。作るサイトの用途に応じて、WordPressを使用べきかどうか判断するのが良いでしょう。

こんな場合にWordPressがおすすめ!

  • レンタルサーバーや公開用のドメインの準備ができる
  • インターネット・Webの仕組みを理解している
  • 難しい独自の機能を載せないようなWebサイトを作る用途
  • ゼロから作るほどの時間やコストがない

まとめ

Webサイトを作るにはWordPressが一番いい!というわけではなく、作るWebサイトの用途によっては無料のサービスで十分だったり、ゼロから構築した方が良い場合もあります。WordPressは構築も管理も簡単ですが、Webサイト本体や運営者の状況にフィットするかどうかで判断するのが良いかと思います。

Webサイトの制作やリニューアルをご検討の方、システム開発でお困りの方

まずは、お気軽にご相談ください。

ご相談・お問い合わせはこちら