2019.11.29

【SEO】Googleが検索のアップデート!AIを採用、これからどうなる?(2019年11月版)

【SEO】Googleが検索のアップデート!AIを採用、これからどうなる?(2019年11月版)

検索エンジン最大手のGoogleが、2019年10月に検索エンジンのコアアルゴリズムに大規模なアップデートを導入したことを発表いたしました。過去5年で最大級のアップデートと言われているアップデートですが、検索エンジンに対してどのような影響があるのか世界中で注目を浴びています。

コアアルゴリズムのアップデートとは

コアアルゴリズムのアップデートとは
世界中の多くの人が利用している検索エンジン、Google。みなさんも一度は使ったことがあるのではないでしょうか?利用方法としてはシンプルに、調べたいキーワードを入力して検索することで関連性の強いWebページを検索結果の一覧に順番に表示される仕組みになっています。
利用者ユーザーからすると非常に簡単な仕組みですが、検索キーワードと関連するWebページを紐づける部分の仕組み、所謂コアアルゴリズムは、キーワードに対して表示させるWebページを非常に複雑なロジックで判定しています。この複雑なロジックは、インターネット利用ユーザーもWebサイトの運営者も知ることができません。
また、Googleは利用者により良い情報を提供するために、常にコアアルゴリズムの調整や改善を行なっています。少し前の大きなアップデートだと、コアアルゴリズムが評価するページをパソコン向けページからモバイル向けページに変更したモバイルファーストインデックスの対応が大きく注目を浴びました。これは、世界でパソコンでインターネットをするユーザーよりもスマートフォンなどのモバイル端末でインターネットをするユーザーが増えたことで、モバイル向けWebページを評価の対象とする、とした対応でした。
このように、時代や世の中の流れを反映させて検索エンジンをアップデートすることで、検索エンジンを通じてユーザーに最適なWebページを提供提供しているのです。

2019年10月のアップデートとは?

2019年10月末のGoogleのアップデートでは、機械学習(AI)を採用したコアアルゴリズムアップデートが発表されています。Googleはこの機械学習を採用したアップデートをBERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)と呼んでおり、「過去5年間で最大の飛躍」とも言われています。
過去のアップデートでも、ユーザーが指定したキーワードによりマッチするWebページを表示するような様々な調整や改修が導入されてきましたが、今回のアップデートでは機械学習が導入されたことにより言語(文字)解析の性能が大幅に向上し、キーワードとWebページの情報をより正確にマッチングできるようになると言われています。インターネットの利用ユーザーには、欲しい情報がより高い精度で得られるようになり、さらにインターネットが便利になるような効果があるのではないでしょうか。

これからどうなる?

残念ながら、このアップデートは今のところは日本語は未対応とのことです。今のところ対応時期は未定ですが、今後の後追いで日本語に対応する可能性も非常に高いため、アップデートのタイミングや内容は引き続きチェックしておくのが良いでしょう。
また、機械学習を導入したコアアルゴリズムアップデートが日本語に対応した場合、Webサイト運営者の方はSEOへの対策がどのようになっていくのかも気になるポイントになるかと思われます。今まで、SEO対策として有効と言われてきていた施策が全く通用しなくなってしまうことも可能性としては考えられます。
とはいえ、アップデートを経てもGoogleの掲げるユーザーへの価値提供への方向性が変わるわけではありません。Googleが提唱するように、SEOのためのコンテンツではなくユーザー価値のあるコンテンツを引き続き提供できるWebサイトを目指していくのがよいのかもしれませんね。

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